6月8日土曜日
高知市中央消防署より、3名の消防士さんが来園し、9時から12時までの3時間、
救命救急法の講習を受けました。
最初に高知市内の救急状況、心停止の予防や早期通報の大切さの話がありました。
心肺蘇生法とは、胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」と、口から息を吹き込む「人口呼吸」によって
止まった心臓と呼吸の働きを助ける方法です。
乳児の場合は、両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安にし、胸骨の圧迫は指2本で行います。
圧迫の深さは、胸の厚さの約3分の1沈む程度に強く、1分間に100~120回のテンポで
連続して絶え間なく圧迫します。
胸骨圧迫を30回連続した後、気道確保し人工呼吸を2回行います。
次に、AEDの使い方を実践しました。
2人一組になって、胸骨圧迫を続けながら、AEDを装着し、
心電図の解析後、電気ショックが必要であればボタンを押します。
胸骨圧迫とAEDの使用を救急隊員と交代するまで繰り返します。
気道異物の除去について、背部叩打法、腹部突き上げ法、胸部突き上げ法を
教えていただきました。
最後は止血法。
出血部位を確認し、出血部位を圧迫します。
感染防止のために血液には直接触れず、ゴム手袋がない場合は、
ビニール袋で代用することもできます。
もしも事故がおきてしまったら・・・どのような対応をしなくてはならないのか・・・
話を聞き、実践しながらの研修となりました。
心停止の予防が重要で、目安としてトイレットペーパーの芯を通る物は窒息のおそれが
あるとのことです。たばこや、電池、レゴなど、小さな子どもの手の届くところに置かないように
気をつけていきましょう。
沢山の職員が研修に参加することができ、家庭での保育にご協力ありがとうございました。