高知市中央消防署より、3名の消防士さんが来園し、9時から12時までの3時間、
職員と参加希望の保護者の方と一緒に救急法の研修を受けました。
最初に高知市内の救急状況についての話があり、119番に通報してから、
平均9分で、救急車が到着するとのことでした。
まず、心肺蘇生法について勉強しました。
胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」と、口から息を吹き込む「人口呼吸」によって
止まった心臓と呼吸の働きを助ける方法です。
現在は、感染症の疑いもある患者さんが多く、胸骨圧迫のみとなっているそうです。
胸の左右真ん中にある胸骨の下半分を、重ねた両手で強く、絶え間なく圧迫します。
両肘をまっすぐに伸ばして体重をかけ、真上から垂直に5㎝沈むまで、
1分間に100~120回のテンポで連続して絶え間なく圧迫します。
1分間はあっという間のように感じますが、結構長く、力も使います。
沢山の人の助けを呼んで、交代で行うことも大切なことです。
乳児の場合は、両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安にし、胸骨の圧迫は指2本で行います。
圧迫の深さは、胸の厚さの約3分の1、十分に沈む程度に強く、1分間に100~120回のテンポで
連続して絶え間なく圧迫します。
胸骨圧迫を30回連続した後、気道確保し人工呼吸を2回行います。
続いて、AEDの使用についても勉強しました。
電気ショックが必要ないと言われても、心臓が動き出したというわけではないので
救急車が到着するまで、胸骨圧迫を続けます。
事故を未然に防ぐことはもちろんのこと、もしも事故がおきてしまったら・・・
どのような対応をしなくてはならないのか、話を聞くだけではなく
実践をふまえた研修となりました。
その他、異物除去についてや止血法も丁寧に指導していただきました。
心停止の予防が重要で、目安としてトイレットペーパーの芯を通る物は窒息のおそれが
あるとのことです。たばこや、電池、レゴなど、小さな子どもの手の届くところに置かないように
気をつけていきましょう。
沢山の職員が研修に参加することができました。
家庭での保育にご協力していただき、ありがとうございました。
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救急車を呼んだ方がいいのか判断に迷った時は・・・
#7119 救急電話相談:医師、看護師が電話に出てアドバイスしてくれるそうです。
#8000 こうちこども救急ダイヤル
もしもに備えて覚えておくといいかもしれませんね。
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